#1 はじめに(2011年、占い師の一言で始まった…)

2020年4月25日土曜日

はじめに 酵母のこと

t f B! P L

スタートはとある占いだった…。

 2011年、3.11の3日前、ドイツの会社を辞めて、帰国し、
 はて。仕事、なにしましょうかねえ〜。と言ってた矢先、
 大地震…。
なんとなく世の中が職探しどころでなくなったので、
フラ〜っとしていたのだが、
再び浮上する、 「はて。仕事、なにしましょ…。」

そんなとき、 友人が
「ちょっとおもしろい占いの人に会ったの。行ってみて!」と。
「それ、何系?」
「よくわからないけど、宇宙と交信系だね」と。
「ナニソレ?!」

はあ…。宇宙と交信って…。
特に期待せず行き、
特に期待できないような、当たり障りのないことを言われ、
宇宙も大したことないなあ。と思ってたところ、
占い師は「最後に何か質問ありますか?」と。

質問ってかねえ…、当たり前のことはどうでもいいのよ。
なにか具体的なことが知りたい!。
「あの〜、なにか自分で気づいていないけど、
向いてるものってありますか?」と、聞いてみた。

占「パン!パンがいいです!」
私「はあ…。パン…。作るってことですか?」
占「そうです。パンが向いてます!」

                 * * * * *

はあ。唐突だなあ…。
というのも、 私はバイトを除いては、
カメラ関係と画像ソフトウェア系の仕事の経験しかない。
(ま、これも、そんなすごいスペシャリストじゃないし、目まぐるしいデジタルの世界…40歳くらいで引退だな。とは思ってたのだけど)

いきなりパン!
あまり詳しいことを聞く前に時間切れになり、
 パン…。というキーワードをだけを持って帰った。

そして、友人に、
「パンだってー。パンねえ。食べるのは好きだけど、
 作ったこともないし、作ってみたいとかも特にないけどねえ…」
と言うと、
「とりあえずやってみればいいじゃん。暇なんだし」と。

 で、パン屋の張り紙の求人とか見始めたものの、、、
時給850円とか、、、。しかもすでに30半後半。。。
18歳でも時給950円もらったけど…。
みかねた友人が、
「そうじゃないよ。
とりあえず、自分で作ってみればいいじゃん。仕事とは別でいいよ」と。
「あっそう。じゃあ、パン作るか」

そういえば、昔、古本屋で天然酵母の本を買ったけど、
 作らずに売ってしまったなあ。。と、思い出した。

そして別の友人にまたその話をしたら、
代々木上原のルヴァン、美味しいよ。と、
代々木公園を歩きながら言われた。
へえ。と思って、帰ってネットで調べると、
ルヴァンから本が出ている。
さっそく注文した。


本は、酵母を作り出すところから書いてあり、
温度は26度とか、湿度があるほうがいいとか、
そんなことが書いてあった。
時は6月。湿気も温度も丁度だ。
書いてあるとおりにまずパン酵母を作ることにした。

瓶にレーズンと水を入れる。


3日でブクブクしてきた。
レーズンの発酵液ができた。
レーズン発酵エキス

4日目:そのエキスと小麦全粒粉をまぜ24時間くらい待つ。ブクブクしてきた。

5日目:前日できたものの一部を取り出し、再び、全粒粉と水を入れる。12時間くらいしたら、ブクブクしてきた。

6日目:前日できたものの一部を取り出し、再び、全粒粉と水を入れる。12時間後、ブクブクしてきた。

7日目:前日できたもの一部を取り出し、再び、全粒粉と水を入れる。8時間後、またブクブクしてきた。

 8日目:これでパンに使える酵母ができたらしい。(これをサワー種と呼ぶことになるのを数年後に知る)
サワー種

この種を使って、本の通りにパンを焼いた。

オーブンは3万円くらいで買えるような
友達からもらったものだった。
できた。 膨らんだ。ノアレザンである。
不格好だけど美味しかった。
これが初めて焼いたパン。膨らむとなんか嬉しいのがクッキーと違うところ。
パウンドケーキも膨らむけど、、かかってる時間が違うからね。



で、このパンに使った酵母(サワー種)。
少し残しておき、数日に一回、
また全粒粉と水という餌を与え続ければ永遠に生き続けられるらしい(「かけ継ぎ」という)。

そんなわけで、酵母が死ぬ前に餌を与え(餌を与えると酵母が増える)、
酵母ができるのでパンを焼く。ということを、
ずーっと続けた。
1週間かけて誕生させた酵母を捨てられなかった…。
初めてパンを焼いてから、1ヶ月後には毎週こんなものを焼いていた。
今見るとなんかチンケなパンだけど、一応、ライ麦75%のドイツパン
で、ずーっと続けるうちに時は9年流れ、
2020年現在。まだ焼いている。

なにごとも10年続けると「なにか」になるという。
(20歳でやり続けられることを見つけたとしても、
人生80歳として、60年。一つの物事に10年として…,
なにかを深めようと思ったら、
人生で6個しかできないことになりますねえ笑。
でも逆に言うと、70歳でも一個なにかを見つけたら、
10年できるわけだ。)


ま、いくつもの偶然がかさなり、
なんか酵母を作り、殺せないから続け、
続けているから、こうなっているのだけれど、
基本は一つだけ。

ま、とりあえず、作ってみればいいじゃん。

パンは人類が1万年前から、焼いている原始的なもの。
混ぜてブクブクしたら焼く。
温度計もなかった。

パンは本来、自由なのですよ。
人生もね。

ということで、
マユゲパンも10年が目前なので、
そろそろまとめてもいいかなと。
基本的考え方とか、
そこに辿り着いた理由とか、
参考にした本など。
(誰にも習ってないので笑、ネットと本が先生)
いろいろ綴っていきたいと。

ということで、
ブログ、「マユゲパン製作所」開店!


自由と変人と異端児を愛する
マユゲより


p.s. 時を経て、パンの見た目も少しよくなりました笑。
ロッゲンミッシュブロート(ライ麦75%ドイツパン)
カンパーニュ





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ニッポン→ドイツ→ニッポン→オーストラリア→ドイツ→ニッポン→ドイツ→ニッポンと、3カ国5都市1島にて30職くらい転々とする。迷走後、2011年帰国。パンを焼くべしと何かが降臨し、酵母を誕生させる→酵母を捨てれない、殺せないので、日々パンを焼く→『パン屋ごっこ』を始める。→やがて『ごっこ』改め、マユゲパンに。詳細は『マユゲパン』のwebsiteを参照。 https://www.mayumayuge.com

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